日本で一番信頼される不
動産会社へ。社員を軸に
した会社づくりを決意。
日本財託グループ 代表取締役社長
重吉 勉
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日本財託グループ 代表取締役社長
重吉 勉
私が会社を起こしてすぐ、バブルが崩壊し、不動産がどんどん値下がりをしていきました。会社をつぶしたくないという強い思いの中で、社長をやりながら、営業の前線に出ていました。そのため、社長という肩書きがありながら、あまり会社にいなかったんです。社員からは、社長にはもっと会社にいて、自分たちが頑張っている姿を見て、ちゃんと評価をしてください、そういう心の叫びにも近い声がたくさんあり、私ははっと気づかされたのです。
そこで私は営業をやめ、社長業に専念しようと決めました。そして社員が本当に楽しく、生き生きと、長く働ける会社をつくろうと決意しました。それだけでは仲良しクラブで終わってしまい、ぬるま湯につかってしまいます。アットホームで家族な雰囲気も大事ですが、仕事を通じて互いに刺激し合い、成長を実感できる、今のような社員を軸にした会社をつくろうと思ったのが原点です。
社員を軸にした経営とは、社員が楽しく生き生きと、長く働ける職場が必要です。そして、仕事を通じて自分の成長を実感できる職場である、ということでもあります。当時、バブル崩壊の影響を受けずに、生き残っていた不動産会社は固定収入、継続収入がある管理会社だけだったんです。管理業は入居者に日々起きるトラブルやクレームに対して迅速に対応したり、建物の法定点検や定期清掃を行ったりと、地味な仕事です。でもそれを本当に愚直なまでにこつこつと継続して積み上げていった会社だけが生き残ったのです。その姿を見て、不動産の原点は管理業なのだと気付き、日本財託は管理会社を目指そうと決意しました。
管理会社である以上は、オーナー様に本当にお役に立つような物件を紹介しなければなりません。最大のリスクは空室ですから、一番空室のリスクが少ない東京23区内で駅から10分以内の立地に投資効率の良い中古マンションに紹介物件を限定する現在のビジネスモデルができました。管理に軸足を置くということで、日本一の入居率に加え、日本一質の高いオペレーションと心のこもった丁寧なホスピタリティのある対応ではどこにも負けないように努力を続けています。管理業はお客様と一生涯のお付き合いができることから、非常にやりがいがある仕事であり、それこそ子供の代、お孫さんの代まで長く付き合える、そういう長いお付き合いの中で様々なサポートができるのです。
投資用不動産の販売、管理だけでなくご自宅の売買や生命保険、認知症とお金の問題を解決する家族信託など、オーナー様の資産運用のパートナーとして末永く伴走できるようサービスも拡充しています。また、私たちはオーナー様へのサービスだけではなく、入居者様に対してもさまざまなサービスを提供しています。例えばインターネット回線や電気料金、ガス料金が安くなるサービスを入居者にご紹介したり、家具や家電を取り付けて1カ月単位で部屋を貸し出したりと、それぞれの需要にお応えする新しいサービスをご提供しています。そして今後もオーナー様や入居者様のお困りごとやニーズにしっかりお応えできるような新しいサービスをどんどん提案していきたいと考えています。管理に付随したサービスを、自社あるいは専業の会社とのアライアンス、もしくはM&Aで創りだし、事業の幅を広げていきたいと考えています。また、協力会社から選ばれることも非常に大事です。室内のリフォームをお願いする工事会社や設備の修理と交換を依頼する設備会社、定期清掃の委託会社、入居者や物件を紹介いただく不動産仲介会社など、数々の協力会社のサポート無くして管理会社はクオリティの高い管理サービスを提供できなくなります。
こうして、入居者から選ばれ、オーナー様から選ばれ、協力会社からも選ばれる。この3つが揃って初めて、日本で一番、規模ではなくて、信頼される不動産会社になれると、信じています。そのために、私のビジョンや理念に共感してくれる方たちと、実現していきたいと思っています。